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特許を取ったからといって自ら実施できるとは限らないという話

一般的に特許というと発明を独占できる権利というイメージがあると思います。実際、特許法にも「特許権者は、業として特許発明の実施をする権利を…

クラウドファンディングと知的財産権(5)

前回はクラウドファンディングでの侵害リスクを避けるために、どのようなものを調査対象にすべきかについて述べてみました。今回は、特許権、実用…

クラウドファンディングと知的財産権(4)

前回は第三者による模倣について触れましたが、もっと深刻なのは知的財産権を侵害してしまうこと。この場合、そのままではプロジェクトを継続する…

クラウドファンディングと知的財産権(3)

クラウドファンディングでの知財問題を避けるためには、やはり事前の対策が重要になってきますね。問題が起こってからでは望ましい解決に至らない…

クラウドファンディングと知的財産権(2)

前回も少し述べたように、クラウドファンディングによって目標の資金を集めることができても、知的財産権の問題でプロジェクトが立ち行かなくなる場…

クラウドファンディングと知的財産権(1)

自分の夢に挑戦したい、人の役に立ちたい、優れた商品やサービスを広めたいなどの思いをインターネットで発信し、それに共感した人や組織から資金調…

ハッシュタグと商標権

ハッシュタグとは、TwitterやInstagramなどのソーシャルメディアに含まれた「#」で始まる文字列。ハッシュタグを記載しておけば…

米国商標からみる事業の状況

日本の商標法では、実際の使用の有無にかかわらず、一定の登録要件を満たせば登録によって商標権を設定する「登録主義」を採用しています。日々ニ…

自分の枠を超えたアイデアを生み出す方法

緊急事態宣言も解除され、気が付くともう6月。最近は気温の高い日も増えてきました。こんな日には清涼飲料水を飲む機会が増えますね。清涼飲料水…

五輪コロナ風刺エンブレムと著作権

日本外国特派員協会(FCCJ)の月刊会報誌「NUMBER 1 SHIMBUN」に掲載された東京五輪の大会エンブレムと新型コロナウイルスのイ…

発表前にネタバレすることなく商標登録出願を行う方法

GoogleやAppleの新商品の名称は、新商品の発表イベントまで非公開とされ、そこでのプレゼンテーションによって全世界に公開されます。…

匿名での特許庁への情報提供

特許権は申請(出願)を行っただけでは発生せず、さらに特許庁に審査を請求し、実際に審査が行われ、それにパスして登録された場合にのみ発生します…

種苗法改正とその影響

令和2年3月3日に国会に提出された「種苗法の一部を改正する法律案」について、女優の柴咲コウさんがツイッターで批判を行ったことから種苗法改正…

国の安全に脅威をもたらす発明の海外流出

日本の特許法では、特許出願日から1年6月経過後に出願内容が公開され(特許法64条1項)、その内容は世界中どこでもインターネットで閲覧可能と…

放送番組の出演者を捜索している理由

新型コロナウイルスの感染拡大は放送関係者や芸能人にもおよび、最近、志村けんさんや岡江久美子さんの訃報も伝えられました。社会的にはインパクト…

医療行為や医薬品・医療機器の特許性

新型コロナウイルスの感染拡大に伴い、世界中で新型コロナウイルスに対するワクチン、治療薬、診断方法、治療方法、医療機器の研究開発が急ピッチで…

制約こそアイデアを生み出す原動力

止まらない新型コロナウイルスの感染拡大を受け、都内では出勤自粛、小売り・娯楽施設の営業自粛、飲食店の営業自粛、各種イベントの自粛、外出の自…

新型コロナウイルスと特許権

世界中で猛威を振るう新型コロナウイルス。東京都内でも感染者が加速度的に増加していますね。感染者の爆発を抑え、医療崩壊による死者を出さない…

ジェネリック家具と知的財産権

意匠権の切れたデザインをそのまま用いて製造された家具を「ジェネリック家具」といいます。ちょうど、特許権が切れた医薬品と同じ有効成分・効能の…

ブライダルシーンでの音楽利用と著作権(3)

ブライダルシーンでの音楽利用には様々な利用許諾が必要な場合が多いのですが、実際問題として各権利者から個々に許諾をもらうことは容易ではありま…

ブライダルシーンでの音楽利用と著作権(2)

ブライダルシーンでの音楽利用と著作権の2回目。今回のテーマは音楽利用に関する権利の消滅や制限です。音楽を正当利用するためにはその利用許諾…

ブライダルシーンでの音楽利用と著作権(1)

結婚披露宴などのブライダルシーンでは、入場時、ケーキ入刀、プロフィール映像の放映時、余興など、様々な場面で音楽が利用されます。この音楽の…

改正意匠法で建築物のデザインの意匠権を取得する意義

来月4月1日から改正意匠法が施行されます。意匠法は知的財産に関する法律の一つであり、工業デザインの保護を目的としたものです。従来の意匠…

守りの特許と攻めの特許-事業に対する事業に対する貢献度を考慮した特許戦略

特許といえば他者にアイデアを模倣されないためのツール、いわば「守り」ための権利と思われるかもしれません。しかし企業が実施している事業との…

Amazonの番組制作失敗に学ぶ-拡散されるアイデア

いかにアイデアを広く認知させるか、ということも重要な課題の一つ。現代はインターネットを通じて様々なデータを収集でき、人々がどのような話題…

自社実施と他社実施との関係からみる特許の価値評価

特許権を維持するためには年金を支払う必要がありますが、その金額は3年ごとに3倍に増加。保有する特許権の数が増えていくとその維持費用も増大し…

ブランド展開と商標登録出願の5つのタイミング

今回のテーマは商標登録出願のタイミング。これも結構重要なポイントです。アンゾフの成長マトリックス事業の成長の可能性を「市場」と「製品」の…

イラストレータと著作権(3)

前回の「イラストレータと著作権(2)」の続きです。杉本さんはいくつかの資料を参考にデザインを行っていますが、そこに他の著作者の権利が存在…

イラストレータと著作権(2)

前回の「イラストレータと著作権(1)」の続きです今回のケースでは杉本さんは自らデザインを創作しています。このデザインには杉本さんの個性が…

イラストレータと著作権(1)

杉本さんはフリーのイラストレータ。美大卒業後、地元のデザイン会社を経て3年前に独立した。彼が持つ独自の世界観と誠実な人柄が買われ、最近仕事…

欧州特許庁がAIを発明者とする特許出願を拒絶

欧州特許庁がAIを発明者とする2件の特許出願(EP18275163, EP18275174)を拒絶したとの報道がありました。欧州特許庁で特…

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